< Chorale >



比類なき人間



 原始キリスト教会の発生以来、ヨーロッパでは、さまざまな形の聖歌が修道院や教会に、あるいは民間に蓄積されてきた。16世紀にいたって、宗教改革後のプロテスタント教会では、礼拝中に、従来のミサにかわって、一般信徒が自国語(土地のことば)で何曲もの会衆讃歌(コラール)を歌うことになったが、これらはマルチン・ルター(1483〜1564)を中心とした改革の同時代者たちによって豊かにその供給が開始され、30年戦争(1618〜1648)前後のドイツ全土に爆発的なひろまりを見せることになる。コラール作者たちが生んだ詩や曲は、かれらを育んだ土壌の文化を色濃く反映したが、遠く古代・中世からの蓄積にその淵源を発するものも少なくなかった。

 このコラールの最盛期に、バッハ(1685〜1750)は、カントールとして実用の教会音楽を作曲・演奏しつづけ、彼の作品は、オルガン曲をふくめ、コラールを基礎として構成されるものが主流をなすほどになった。

 現在残されているバッハの全作品のうち、コラールを、独唱・重唱・合唱等あらゆる手法で声楽にとりいれたカンタータ、モテット、受難曲などがBWV1からBWV249のうち190曲前後、コラール旋律を4声体として整えたもの(バッハ死後の編集)がBWV250からBWV438のうち180曲ほど、またBWV525からBWV770、およびBWV1090からBWV1121のオルガン作品のうち、コラール定旋律を基本としたものが190曲ほど、合計500数十曲を数えることができる(いずれも概数)、BWV番号による現存の全作品数が1100余曲の中にあって、優にその半数がコラールに関わっているのである。


(大村恵美子)





 バッハの音楽の土台は、コラールと踊りです。どちらも、これは民衆の音楽です。町楽士の家に育ったバッハにとって、民衆の踊りの音楽は、自分の血肉のようなものでした。コラールは、ルターの宗教改革によって、礼拝の中に中心的な位置を与えられます。会衆が歌うということは会衆が直接神の前に立っているということで、これもルターの万人祭司説の具体的な現われでした。バッハはコラールと踊りを自分の音楽の土台とすることによって、民衆的共同体の中にどっしりと根を下ろすのです。

 ルター教会はやがて堕落して、領邦教会体制の中で御用宗教化します。民衆支配の道具となった教会の礼拝で民衆の歌であるコラールが歌われることは、ルター教会にとっては、痛烈な皮肉でした。敬虔主義や啓蒙主義にバッハが関心を持ったのも、それらが民衆の解放の思想だったからに違いありません。もちろんバッハが、自覚的に民衆の解放を考えたというのではありません。ドイツの三月革命まで、また百年かかるのです。



 当時のカトリック教会では、修行を積んで神の前に出る資格を身につけ、ラテン語の勉強をした聖職者(祭司)だけが神の前に立って、神の言葉を伝え、神と信徒を取り次いだり、とりなしたりしてくれました。神の言葉を伝え、神を賛美するのは聖職者の仕事でした。

 ルターはこの仕組みを打ち壊したのです。今や、すべての信徒が、罪人のままで神の赦しによって受け入れられて、神に前に立つことができるのです。神の言葉を伝え、神の恵みを讃美することは、すべての信徒の務めとなりました。これが「万人祭司」と言われる、宗教改革のもう一つの根本原則です。何よりも必要なのは、自国の聖書と自国の讃美歌です。ラテン語を理解しない信徒たちが、自国語で聖書を読み、神の恵みの言葉を告げる自国語の説教を聞き、恵みに感謝して自国語で賛美する、これが宗教改革の教会の礼拝だったのです。その会衆の讃美歌がコラールと呼ばれました。コラールというのは、それまではグレゴリオ聖歌のことでした。今や、そのグレゴリオ聖歌をドイツ語に直して、一般会衆が歌うのです。ですから、会衆の歌うドイツ語讃美歌がコラールと呼ばれるようになったのです。会衆が歌うコラールこそ、万人祭司の最も具体的な表現でした。



 町楽師の息子として生まれた時から、教会の礼拝で育ったバッハにとって、ドイツのルター派教会の会衆讃美歌であったコラールは、その血となり肉と成って、大芸術家になってからも、生涯にわたって自分と教会を結びつけるいちばん太い絆だったのです。



 「神はわが砦」歌詞も旋律も宗教改革者マルチン・ルターの作です。クルーク編の讃美歌集(1529)に初めて発表されました。かつては「宗教改革のラ・マルセイエーズ(進軍歌)」と言われて、悪魔に対する勝利の歌のように思われていました。しかし今では、歌詞と、出典である詩編46編についてのルターの言葉の詳細な研究の結果、「勝利の歌」ではなく「慰めの歌」であることが明かにされています。悪魔の襲撃に苦しむ教会と信仰者に対して、ただ神の恵みとキリストの十字架にのみ勝利があることを歌っているのです。たしかにこれは戦闘の歌です。しかし、私が勝利するのでもなく、私の国が栄えるのでもありません。ただ神の国だけが存続し、そこに入る者は、キリストと共に十字架を負う者だけなのです。

・・・以前からこのコラールには、「宗教改革の進軍歌」という呼び名と別に、「宗教改革のゆりかご歌」という呼び名がありました。信仰を守り育む、『ゆりかごの歌』として、苦しみと悩みと挫折の中で、神の助けを祈る人々の慰めの歌として、これからも長く歌い続けられていくことでしょう。



 人間にできることは軍事的抵抗ではなくて、悔い改めて神の赦しを祈ることだけなのです。頑固な大人ではなく、素直な子どもたちこそ、神の憐れみを祈ることのできる唯一の希望でした。その祈りが、この讃美歌なのです。





 『バッハ四声コラール』 バッハの死後、息子カール・フリップ・エマヌエルは、さまざまな機会に父が作ったコラールを集めて出版しました。コラールの旋律にどのような和声をつければよいのか、という和声の教科書として、この本は大歓迎されました。その後、バッハの弟子のキルンベルガーがこの計画を引き継ぎ、彼の死後、再びエマヌエルが引き継いで、結局、1784年から87年に全4巻の『四声コラール集』が完成しました。全部で371曲です。同じコラールに数種類の和声がつけられたものが23曲ありますので、コラールの数は348曲ということになります。そのうち162曲は私たちの知っているカンタータ等の中に含まれたものですが、残りの186曲は出典不明です。ピアノ・スコアとして出版され、歌詞はつけられていません。タイトルとして初行だけが記載されています。カンタータ等に含まれているコラールは、カンタータとしての作品番号がついていますので、それらに含まれていない残りの186曲だけが、ブライトコプフ版の順番に従って作品番号(BWV)がつけられています。



 特筆すべきは本来教会音楽の一部として歌詞をもっていた声楽曲としてのコラールが、出版に際して歌詞のない純粋な器楽曲へと形を変えたことである。



 おそらくバッハの全作品の中でいちばん知名度の低い作品ではないでしょうか。オルガンの専門以外には、この楽譜を買う人は滅多にいないと思います。しかし、このコラール集は、まるで宝石箱のような、すばらしい魅力に溢れています。その和声のみごとさは、形容を絶しています。



 コラールにとってのバッハの意味は、彼が明らかにコラールのために書いたいくつかの原曲によってではなく、むしろ莫大な数の器楽、声楽曲にコラールを採用したことによって決定される。礼拝声楽曲の伝統の頂点を示す彼の四声コラールの和声法は、特に宗教改革以来のコラールの歴史上最も重要な産物であろう。というのもそれ等がコラールの伝えるもの、偉大さの意味を後の世代に伝え、十九世紀における復古運動を鼓舞し影響を与えるのに力があったからである。(新グローヴ音楽事典)



 『シェメッリ讃美歌集』(BWV439〜507) 最初の妻マリア・バルバラと死に別れたバッハは、アンナ・マグダレーナと再婚します。大勢の弟子と家族をかかえた親方は、有能な主婦なしには工房を維持していくことはできないのです。幸いにもアンナ・マグダレーナは、しっかり者の主婦としてバッハの後半生を支えてくれることになりました。

 そのアンナ・マグダレーナの生まれ故郷がツァイツという町です。ザクセン公モーリッツの城がありました。この城教会の牧師のシュルツが新しい讃美歌集の編纂を計画します。編集実務は城協会カントールのシェメッリが担当しました。これが『シェメッリ讃美歌集』(1736)と呼ばれるものです。シェメッリの息子は以前、ライプチの聖トマス学校で学んでいました。その縁で、シェメッリは、バッハに寄稿を依頼しました。それに応えて、バッハは69編の通奏低音つき讃美歌を送りました。大部分は既存の讃美歌に家庭で歌えるように通奏低音の伴奏をつけたものですが、いくつかはバッハ自身の新作と推定されるものが含まれています。「まぶねのかたえに」は、その貴重なバッハの新作讃美歌の一つです。



 「シェメッリ讃美歌集」には951編のコラールが収録されています。その中で楽譜がついているのは、バッハが寄稿した69編だけで、残りはすべて歌詞だけです。バッハの寄稿した通奏低音つきコラールは、家庭での演奏を念頭に置いたアリアですが、ほかの讃美歌は、普通の礼拝で使用されることを目的としたものだと思われます。このコラールは、したがってソロ用で、内声は編集者のエベルハルト・ヴェンツェルがつけたものです。



(川端純四朗)






コラールと世俗歌曲


「ルターは室内をあちこちと歩き、 横笛  をもって、彼の作った歌詞に結びつかんがために、記憶及び幻想から流れ出る旋律を長い間ふきこころみた。」







< 大海の源泉 >



○ 篠笛二本による「コラール集(バッハ編)


二つの旋律が、二人の違った人間が互いに話を交わすように、互いに綯い合わされるように。(371曲)



1.わが心の深みより  2.われ汝に感謝す、愛する主よ  3.愛する神よ、見たまえ、わが敵のいかにあるやを  4.賛美と栄光、至高の善なる者にあれ  5.バビロン川のほとりで  6.わが命なるキリスト  7.主を頌めまつれ、み名わがうちに  8.喜べ、み民よ  9.勇めよ、わが霊、望みに燃えたて  10.今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ  11.イエスを頌めよ、新たの年に  12.みどり児生まれぬベツレヘムに  13.ただ汝にのみ、主イエスキリストよ  14.尊き、み言葉  15.キリストは死の絆につきたまえり  16.神の御寵のわれらにあらんことを  17.輝きのこの日  18.神の御子は来ませり  19.われはわが財産を神の御国につむ  20.われらが神は固き砦  21.心に願うは安き終り  22.今、装いせよ  23.開け、心の戸  24.われは汝に別れを告げん  25.いずこにわれ逃れゆかん  26.おお、永遠よ  27.愚かな口はよき言葉を語る  28.いざ来たりませ、世の救い主  29.喜べ、わが魂  30.われらが救い主、イエスキリスト  31.ああ愛するキリスト者よ、心安んぜよ  32.いざもろ人、神に感謝せよ  33.主よ、われは虐げたり  34.われを憐れみたまえ、おお主なる神よ  35.さやけきみ空よ、明るき星よ  36.今ぞわれら精霊に願いたてまつる  37.わが魂なるイエスよ  38.備えよ心、目覚め祈れ  39.ああ罪人なるわれ何をなすべきや  40.ああ神よ、そして主よ  41.み心は、つねに成し遂げらる  42.死者の中よりよみがえりし、イエスキリストを覚えよ  43.み神よ、わが死はいつ  44.神よ汝の善行にわれを向かわしめよ  45.わがもとに来よと、み子語りたもう  46.天のかなたから  47.天にいますわれらの父よ  48.儚く、空しき、地なるいのち  49.安らぎと喜びもてわれは逝く  50.わがすべてのわざ、主に導かる  51.頌め歌わん、主イエス  52.わが死の時に臨みて  53.新たのみどり子、小さきわがイエスは  54.主にある人々、こぞりて讃えよ  55.み民よ、今こそ喜べ  56.キリストを頌め讃えよ  57.おお嘆き、おお心の苦しみ  58.いとしきわが主よ、かたえにいまして  59.わが主イエス何ゆえ、なれば  60.喜びて、われ主を迎えまつる  61.イエスは十字架に  62.ただ主に、依り頼み  63.今やすべての森は憩につき  64.喜べ、わが魂 2  65.神の御業こそ、ことごと善けれ  66.われらのキリスト、ヨルダンの川に来たり  67.喜べ、わが魂 3  68.われら悩みの極みにありて  69.来たれ精霊、わが主  70.神の御寵、われらにあり  71.呼びまつる、イエスよ  72.みことばもて、主よ  73.ああ神よ、主よ  74.おお、主のみ頭血に蔽われ  75.父なる神と子なる神の御意によりて  76.喜べ、わが魂  77.主に望みを抱けば  78.愛するイエス、何ゆえなれば  79.今日、神の子は勝利をおさめ  80.おお、主のみ頭血に蔽われ  81.救いの主は罪もなしに  82.大いなると主、しげき恵み  83.イエスは十字架に  84.聖きみ霊に、今われら祈り求む  85.義しき神、恵みの泉  86.明日に輝く、妙なる星よ  87.おお、麗しこの世  88.主の慈しみをわれら讃えん  89.血潮したたる  90.イエスよ、み顏隠したまいしや  91.われらに平和をこの時に賜え  92.おおイエスキリスト、あなたは最高です  93.起きよ、わが心歌え  94.わが心うなだれ  95.心よ、目覚めて  96.イエス、喜び  97.聖きみ霊に今われら祈り求む  98.おお主のみ頭血に蔽われ  99.主の慈しみをわれら讃えん  100.アダムの堕落に  101.キリスト神のひとり子  102.勇めよ、わが霊望みに燃え立て  103.今やあらゆる森が憩います  104.愛する神にのみ  105.わが主イエス、何ゆえなれば  106.イエスは十字架に  107.いとしきわが主よ、かたえにいまして  108.いつわりの世に  109.心の限り、主を頌め歌わん  110.天なる み父よ  111.わが主イエス、何ゆえなれば  112.ただ主に依り頼み  113.幸をほどこし、義しき主イエス  114.われ神より去らじ  115.神のみ心は 116.主を頌めまつれ、み名わがうちに  117.今やすべての森は憩いにつき  118.主に望みを抱けば  119.ヨルダン川に、主イエス来たり  120.み心は常に成し遂げらる  121.心をはずませ  122.主わが盾 護り  123.われと共に神の慈しみを讃えよ  124.覚めよ、わが心とわがすべての精神  125.高き所、ただ神にのみ栄光がありますように 126.アダムの堕落に  127.これぞ聖なる十戒  128.すべてのものは、神の祝福により  129.何人も神は見捨てたまわず  130.わが魂は主を讃う  131.最愛のイエス、われらここにあり  132.キリエ、永遠にいます神よ  133.われらみな唯一の神を信ず  134.おお、麗しこの世  135.父なる神よ、われらとともにあらせたまえ  136.主なるイエスキリストよ、われらを顧みたまえ  137.神を信ずる者の礎は固く  138.イエス、喜び  139.わが心、躍れ  140.わがすべての行いに  141.魂の花嫁  142.神に向いて、飛べよ心  143.甘き喜びのうちに  144.主よ、汝の御心のままにわれをあらせたまえ  145.何ゆえに悲しむやわが心よ  146.ただ神の摂理にまかすもの  147.われ不安と苦痛にあるとき  148.御子は今日ぞわれらに生れたまえり  149.嘆くなかれ、さほどには  150.世に、別れ告げて  151.われはわがイエスを捨てず  152.イエス、共にあらん  153.人はみな死すべきもの  154.汝は三位一体なり  155.主なるイエスよ、成就を助けたまえ  156.しげき悩み、今われを襲いて  157.われいずこに逃れ行かん  158.かくも喜ばしき日  159.慈悲深い神の如く  160.頌め歌わん、主イエス  161.汝ら星々、汝ら天空  162.古き年は過ぎ去り  163.喜びのためにわれ解き放ちたまえ  164.われら皆、汝をたたう  165.おお汚れなき神の子羊  166.神の御座の前にありて  167.大いなる痛みの人よ  168.おお人々よ、今日ぞ大いなる悲しみの日は  169.全きものなる、イエスよ  170.今、来たりませ  171.見よ、汝ら罪人よ  172.恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり  173.おお心の痛み、おお恐れたじろぎ  174.われらが救い主、イエスキリスト  175.イエスわが信頼  176.聖なるキリストは立ち上り  177.ああわがもとに留まりたまえ  178.新たのみどり児小さきわがイエスは  179.起きよと、呼ぶ声  180.イエスキリスト暗きにありし時  181.神は福音をもたらす  182.かたえに主いまさずば  183.いざ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち  184.主はわが罪ゆえ  185.いざ喜べ、すべての神の子らよ  186.ああ神よ、わが嘆声を聞きたまえ  187.来て下さい、創造主なる神、聖霊よ  188.汝の御子によりてのみ汝に感謝す  189.まことの人にして、神なる主イエスキリスト  190.主よ、今ぞ平安のうちにあれ  191.神から私は離れません  192.たたえよ神よ、そは今や全地に行きわたり  193.おお魂よ、何ゆえに悲しむや  194.いとしエマヌエル、わが魂の救い主よ  195.明日に輝く妙なる星よ  196.主キリスト、食卓につかれし時  197.キリストは立ち上り  198.われらに幸せをもたらすキリスト  199.神よ、わが成就を助けたまえ  200.死せるキリストは立ち上り  201.おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け  202.おおわれら哀れなる罪人  203.おお人よ、イエスキリストを見よ  204.わが終り、近づくや  205.主なる神、われら汝を讃う  206.御子は今日ぞわれらに生れたまえり  207.精霊の豊かなる恵みを  208.復活ののち40日にて  209.汝、エホバに、われ歌わん  210.キリスト、汝は十字架の仲間の力  211.世の誉れと財産  212.主よ、われ最後の審判を信ず  213.おお、いかに喜びに満ちたるか、汝ら信仰あつき者  214.われらは生の真っ只中になりながら  215.主よ、この時代に  216.足れりわが霊を受け入れたまえ  217.しげき悩みいまわれを襲いて  218.おお主よ、汝の耳を傾けたまえ  219.おおいかに喜びに満ちたるか汝ら信仰あつき者  220.御子は今日ぞわれらに生れたまえり  221.主よ、汝の怒りにてわれを罰するなかれ  222.いざ讃えよ、諸人神の慈悲深きを  223.神よ、汝のすべての恩恵にわれ感謝する  224.父なる神と子なる神の御意によりて  225.汝自身、光なる神よ  226.主なるイエスキリスト、汝は備えをなせり  227.主よ讃えよ、そは親愛なりせば  228.主に感謝せよ  229.御座にまします神よ、われ汝に感謝す  230.汝、明るき日なるキリスト  231.夜は来たれり  232.太陽はその輝きによりて  233.心よ、目覚めて  234.神はなお生きたもう  235.聖なるかな、聖なるかな  236.おおイエスわが花婿  237.何ゆえに悲しむやわが心よ  238.最後の日の来るは美しからん  239.高きにいます父に  240.今ぞその日は終りぬ  241.おお魂よ、何ゆえに悲しむや  242.魂よ、いかなればわれをかく悩ます  243.わが最愛の命なる、イエスよ  244.イエス、イエス、汝はわがもの  245.汝、日と光なるキリスト  246.主に向かって新しい歌を歌え  247.われら悩みの極みにありて  248.み栄えあれかし、恵みのみ父に  249.いと高きにある神にのみ栄光あれ  250.われらが神は固き砦  251.われはまさに、主よ、あなたの力の中にあります  252.イエスよ、今ぞ讃えられん  253.天より見えなわし  254.思い煩ろうな、見棄てられんと  255.いかで世を問わん  256.イエス、あなたの深い傷  257.主に謝しまつらん  258.わが目、今ぞ閉じぬ  259.われらに平和をこの時に賜え  260.今こそ審判の日は来たれり  261.キリスト、死に繋がれしが  262.天より見えなわし  263.主なるイエスは  264.わが心の喜びなるイエス  265.み心はつねに成し遂げらる  266.イエス、高き宝  267.天国におられるわれらの父よ  268.今ぞわが魂よ、主を讃えよ  269.わが魂なる、イエスよ  270.み手に委ねよ、あなたの行く手を  271.汝は満たされ、平静であれ  272.われ汝に感謝す、愛する主よ  273.神はわが砦  274.おお永遠よ、汝恐ろしき言葉  275.おお世の人よ、ここに汝の命を見よ  276.汝らキリスト者、こぞりて神を讃えよ  277.心よりわれ汝を愛す、おお主よ  278.暁の星のいと美しきかな  279.ああ神よ、わが罪大きく思く  280.ただひとつのみを求む、ああ主よ  281.何処にわれ逃れゆかん  282.喜べわが魂  283.イエス、喜び  284.イエス、真の人真の神こそ  285.この時、神われらと共になかりせば  286.み手に委ねよ、あなたが行く手を  287.主よ、われは虐げたり  288.イエスキリストよ、汝は讃えられん  289.今すべての森は憩えり  290.救いは臨めリ  291.いかで世を問わん  292.まことのみ神よ、厳しき裁きを  293.神の御業こそ、ことごと善けれ  294.イエス、高き宝  295.わが命の光なるイエスキリスト  296.今ぞわが魂よ、主を讃えよ  297.イエス、わが心を  298.思い煩ろうな、見棄てられんと  299.われはわがイエスを捨てず  300.何ゆえに悲しみやわが心よ  301.信仰の友、安かれ  302.助けて下さい、神よ、成し遂げさせて下さい  303.キリスト、神のひとり子  304.愛しき主にわれは頼らん  305.明日に輝く妙なる星よ  306.人よ、あなたの罪に泣け  307.幸を施し、義しき主イエス  308.しげき悩み、今われを襲い来て  309.子羊は罪の意識をもって行きます  310.慈しみにより、わが悩み癒し  311.いと高き神に感謝あれ  312.おお神よ、汝優しき神よ  313.高きには栄え  314.古き年は過ぎ去り  315.おお神よ、正しくて善なり神よ  316.わが命なる、キリスト  317.生くるも死ぬるも、み心のまま  318.生くるも死ぬるも、み心のまま  319.神聖な、万軍の神卿  320.神は慈悲深く、憐れみ深くありますように  321.み民ら、今こそ喜べ  322.わが死の時に臨みて  323.明日に輝く、妙なる星よ  324.イエス、喜び  325.われは去りゆく安らかに  326.高きには栄え  327.イエスを頌めよ、新たの年に  328.最愛のイエスよ、我らはここにいます  329.み栄えあれ、恵みのみ父に  330.感謝せん神に  331.何処にわれ逃れゆかん  332.われ神より去らじ  333.われらを恵みて祝したまえや  334.汝の御座の前にわれは歩む  335.救いはわれらに来たれり  336.主なる神、われらが元にあれば  337.義しき神、恵みの泉  338.イエス、わたしの自信  339.ただ主に依り頼み  340.汝、その道を命じたまえ  341.感謝します、愛する主よ  342.汝らキリスト者、こぞりて神を讃えよ  343.今ではすべてあなたの下  344.高きみ空より、携え来たれり  345.おお主のみ頭、血に蔽われ  346.わが生涯の最後の時  347.神の御業こそ、ことごと善けれ  348.イエス、共にあらん  349.わが心思い、神に委ねたり  350.イエスはわが真の喜び  351.わが死の時に臨みて  352.神の御寵にあらんことを  353.主はわが頼めるまことの牧人  354.み栄えあれ、恵みのみ父に  355.今やあらゆる森が憩います  356.わが喜びなる、イエス  357.何ゆえにわれは悩むや  358.わが魂、主を崇め  359.ただ汝一人に、主イエスキリストよ  360.み民ら、今こそ喜べ  361.命の主イエスは  362.今が確かにその時  363.おお世の人よ、ここに汝の命を見よ  364.われ神より去らじ  365.イエスは、わが魂の喜び  366.おお世の人よ、ここに汝の命を見よ  367.汝、その道を命じたまえ  368.イエス、授けたまえ  369.わが魂なる、イエスよ  370.わがもとに来よと、み子語りたもう  371.キリストは死の絆につきたまえリ







○ シェメッリ讃美歌集


69 Chorale Melodies with figured bass



1.黄金の太陽は  2.愛しき太陽の光と輝くは  3.この日は終わり、陽は沈みます  4.昼はその光と共に  5.主よ、報復を行なわないで下さい  6.私の愛する子羊はどこにいるのか?  7.必要なものはただ一つです!ああ主よ、この一つこそを  8.イエスよ、私の信仰の装いよ  9.私のイエスよ、あなたにセラフィムは  10.イエスよ、あなたの愛の傷が  11.さあ、起きなさい!まさにその時です  12.元気を出しなさい、私の弱き霊よ  13.私はあなたにおいて喜びます  14.私はあなたの飼い葉桶のもとに立っています  15.星々よ、空の大気よ  16.おお甘き幼子イエスよ、おお優しき幼子イエスよ!  17.辛き受難の時がまた始まります  18.イエスと共に進みましょう  19.私のイエスよ!どんな魂の苦しみが  20.おお、私の愛の愛よ  21.イエスを思う人は幸せです  22.挨拶を受けてください、慈しみ深きイエスよ  23.いまやあなたは去って行きます  24.二つに張り裂けなさい、私の哀れな心よ  25.果された!この言葉を忘れてはいけません  26.私のイエスよ、あなたはいまやおやすみの挨拶を言おうとします!  27.さあ、私の心よ、喜びと共に  28.イエスは、私たちの慰めであり命  29.あらゆる良いものの源泉よ  30.神よ、あなたの慈しみはなんと大きいのでしょう!  31.あなたを私は崇めます、私の至高なる神よ!  32.あなたに、あなたに向けて、エホヴァよ、私は歌いましょう  33.イエスはこの上なく美しき光  34.愛する心よ、よく考えなさい  35.魂の花婿よ  36.私を忘れないでください、私はあなたを忘れません  37.神はいまなお生きています  38.キリスト者であるには多くの犠牲が求められます  39.誠実な魂の幸せな立場!  40.キリスト者たちの内面の命は輝いています  41.そんなに悲しげに、そんなにひどく  42.おお愛しき魂よ、あなたの思いを  43.屠られた子羊よ!あなたは守られていた封印を  44.私を忘れないでください  45.満ち足り、そして静まりなさい  46.私は忠実にじっと耐えます  47.控えなさい、この世の賢き人々よ  48.イエス、私の心の友よ  49.ただ私のイエスだけが私の命  50.魂の牧場よ  51.私はあなたを放しません  52.私はどんな時もイエスを愛します  53.イエスよ、イエスよ、あなたは私のもの  54.最愛のインマヌエル、敬虔な人々の引率者よ  55.おお魂よ、なぜそんなに悲しんでいるのですか?  56.ああ、私の人生の最後の時は  57.いまや私の人生は終りました  58.主よ、私はあなたの力の内にあります  59.来て下さい、甘き死よ、来て下さい、清き安息よ!  60.かた時も離れることなく  61.最愛の神よ、私はいつ死ぬのでしょうか?  62.最愛の主イエスよ、そんなに長くどこに留まっているのですか?  63.私の人生の最後の時が  64.おお暗き夜よ、いつおまえは消え去るのですか?  65.おおなんとあなたたちは幸せなのでしょう、敬虔な人々よ  66.私は自分の最後の時に望みます  67.来なさい、人々の魂よ、この日を神聖に歌で称えなさい  68.再び暗い墓穴から出て来なさい  69.私が神のもとに立つのなら