宮崎県の子守唄



< オカリナ 二本による「ねむれねむれ猫の子」>


〜 日向の国の子守唄13曲 〜

<制作中>




○ 一の木二の木(宮崎県東臼杵郡椎葉村小崎)


一の木二の木 三の木さくら

五葉松 柳 柳の木には

とんびも止まる カラスも止まる

ひだるさじゃろばい(ひもじさでしょう) ひだるけりゃ田作れ




○ いやだいやだよ(宮崎県串間市笠祇)


いやだいやだよ 泣く子の守りは

子からせつかれ(つきまとわれ) 親からがられ(叱られ)

世間の人から にらまれる




○ 雨の降る日と(宮崎県延岡市野浦)


雨の降る日と 日の暮れぐれにゃ

親の在所がなつかしや ハーヨイヨイ

この子泣かんちゅうて わしゃ守り来たが

いつも泣きべす 泣き暮らす ハーヨイヨイ




○ むかえの原に(宮崎県西米良村村所)


むかえの原に 鹿が鳴く さびしゅて鳴くか 妻呼ぶか

さびしゅて泣かぬ 妻呼ばぬ 明日はこの山 狩りがある

ここらは狭まし 子は多し 逃げよとすれば 子が惜しゅし

助けたまえよ 山の神 助けたもうた お礼には

四角四面の 堂建てて 石の燈籠に 灯を明かす




○ ええ子じゃろ(宮崎県東臼杵郡諸塚村)


眠れ眠れ猫の子よ だんまれだんまれ だんまの子

うっつけうっつけ(うつぶせなさい)牛の子 すやすや眠れ ええ子じゃろ

ほらほら眠れ ええ子じゃろ




○ ちにれちにれ(宮崎県北諸県郡山之口町)


ちにれちにれ(寝入れ寝入れ) ちにれちにれ ちにれちにれ

わんわんさんが来っど ちにれちにれ

よかどよかど ちにれちにれ




○ さるけさるけ猿の子(宮崎県西都市穂北)


さるけさるけ(歩け歩け)猿の子 うっつけうっつけ牛の子

眠れ眠れ猫の子 うちのとめちゃんが ねんねすると

ぼちもだんご(餅や団子)も 搗いてやる ほらほらお山の 雉の鳥

猫から追われて とられたど




○ よい子よい子いうて(宮崎県日南市細田)


よい子よい子いうて 眠らん子は

びんた(頭)にてこぶし(げんこつ)当ててやる

眠れ眠れ猫の子 うっつけうっつけ牛の子

ねんねこいうて 眠らずに

起きたらおかめ(おばけ)が とってかも(とって噛むよ)




○ 狩人の子守唄(宮崎県西都市銀鏡)


眠れ眠れ猫の子 うっつけうっつけ牛の子

走れ走れ狩人 秋のししゃとれんど(猪は捕れないぞ)




○ 福島地方の子守唄(宮崎県福島町)


眠れ眠れ猫ん子 うっつけうっつけ牛の子

ちにれちにれ(寝入れ寝入れ) ちんの子(狐の子)




○ 早く来りゃよい(宮崎県東臼杵郡北方町)


早く来りゃよい 正月盆が

来たらわがしょへ(在所) 帰るぞよ

帰っておかあさんの 顔を見る




○ 鳩ととんびと(宮崎県西都市米良村)


鳩とトンビと 雉とツバメと 鶯と

かりがねの鳴き声は かりがねの鳴き声は

ピーピピーヒョロリンケンクークク ピーヒョロリンケンケンとケンチャクチャクと

チャーチクツングルリンとホーホケキョ

イッチンニッチン トッチントンチャク ツングリマングリ ホーホホ




○ 松の木十本(詞:若山牧水 曲:弘田龍太郎)


松の木十本二十本 百本千本一万本

ポンポン上がるは 上げ花火

上がってはじめて 下り龍 龍のいるのは 富士の山

富士の山から 下見れば 三保ノ松原 田子の松

松の木十本二十本 百本千本一万本

ポンポン叱って 下さるな