< 原発事故とこの国の行方 >


〜 2019年5月25日 〜










 政府の成長戦略の目玉だった原発輸出政策が次々に破綻です。米原発メーカーの買収に手を染めた東芝の経営危機は象徴的でしたが、日本企業の受注が決まっていたベトナム、リトアニアでも建設計画が撤回され、三菱が有望としていたトルコでの原発建設も挫折です。そして日立がイギリスで進めていた原発建設も福島事故以降の安全体側強化から事業費が巨大化し、資金と採算の目途がたたないとして凍結、事実上撤退です。






 今、世界の流れは脱原発、そして再生可能エネルギーです。しかし、政府はまだ原発にしがみつこうとしています。新しい小型原発を開発し、高速炉開発も進めるというのです。はたして世界でダメなものが日本ではいいのでしょうか。






 原発を動かせば必ず放射能が生まれ、核のゴミが生まれます。核のゴミは行き場もなく、私たちの世代だけでなくずっと先の世代まで脅かし続けます。






 巨大事故のリスクも増大し、川内原発などで重大な事故が起これば、ふる里だけでなく国すら失いかねません。