< 永 安 廟 >


〜 2016年5月29日 〜


大光寺 納骨堂 落慶式




1335年の開山以来初めてといわれる宮崎市佐土原町の大光寺の納骨堂

















 国の重要文化財「騎獅文殊菩薩」があることなどで知られる宮崎市佐土原町上田島の大光寺(生玉琢宗住職)で、納骨堂「永安廟」の落成式が、このほどあった。県内外から集まった僧侶約20人と檀家や地元住民約100人が出席した。

 檀家から、子どもが県外に出たことで墓守ができないという悩みがあったため、約5千万円かけ建立した。木造平屋の床面積約60平方メートルで奈良県吉野産のヒノキやスギを使用。建物の中央には高さ約3メートルの釈迦像と不動明王像が鎮座し、黒塗りの壇には桜の絵柄があしらわれている。

 現在、納骨壇は34基設置され、87基まで入る予定という。同寺によると、納骨堂は1335年の開山以来初めて。

 式では約20人の僧侶が大般若経を唱えている間、出席者たちは堂に入りお参りをしたり内装を見たりして完成を祝った。

生玉住職は、『お参りに来た方が気持ちよくなるような堂にした。寺で管理できたらと思う』と話している。

by宮崎日日新聞