< 巌 句 集 U>


巌 句 集 T



空の空 無の無清浄 清浄心(身)


自力とは 他力を含む 自力なり


他力とは 自力を含む 他力なり


生老病 死を自覚して 乗り越える


我が恋は 澄んだ心と 篠の音


金欲しや 地獄の沙汰も 金次第 とはいえ金で ゆけぬ極楽(道歌)


孝行を したい頃には 親はなし 孝のしどきは 今とこそ知れ(道歌)


今今と 今という間に 今ぞなく 今という間に 今ぞ過ぎゆく(道歌)


憎むとも にくみ返すな にくまれて 憎みにくまれ 果てしなければ(道歌)


人はなぜ 何故戦争を するのだろう


行く先は 大人ではなく 清浄人


怒りなし 気持ちが制御 される時


清浄と 不浄は自分 次第なり


誰でもが 気づけばほとけ ここに居り


さとりとは 清浄心を 生きること


三毒に 臭いがあれば 鼻曲がる


在家でも 出家せずとも 清浄心


暑くても 畢竟清浄 寒くても


花が咲き また根に返る これ清浄


苦を受ける 聖者凡人 皆同じ


求むるは さとりではなく 日々清浄


ものがある 心があるから 色がある


貪りと 怒り愚かさ 三毒心