< 梁 楷 >





六祖截竹図




六祖破経図


六 祖 慧 能




梁 楷(りょうかい)


 中国、南宋時代の画院画家。生没年は不詳。東平相、梁義の後裔。寧宗の嘉奉年間(1201〜04)に画院の最高位である待詔となり、全帯を賜ったが、無関心でこれを画院内にかけ放しにしたという。酒を好み、禅僧と交友するなど、画院画家として常軌を逸する行動があり、人は彼を梁風子(風子は狂人の意)と呼んだ。道釈・人物・山水等幅広い題材をこなし、院体風の細密な画風と粗放な水墨画風を併せ行ったが、梁楷の芸術としての積極面は後者の粗放な水墨画で、李公麟を学んだ賈師左の白描系の画風と唐末以来董源巨然などの逸品画風を融合させた草々たる人物画は、<減筆体>と称された。




午憩図




達摩と恵可




















寒山拾得




雪景山水図




出山釈迦図








李白吟行図