< 老人六歌仙 >
〜 仙 〜
○ 顔に皺がより、肌にほくろができて、腰が曲がり、頭髪は薄くなり、髭が白くなる。
○ 手が震え、脚がよろめき、歯が抜けて、耳が遠くなり、視力が低下する。
○ 身に付けるのは、頭巾や襟巻、杖、老眼鏡、湯たんぽ、かいろ、尿瓶、孫の手。
○ 人が話していると間に入って聞きたがり、死を恐れ、寂しがり、出しゃばりで、人の世話を焼きたがる。
○ くどくどと、気短になり、愚痴が多くなり、心がひねくれ、強欲になる。
○ いつも子供の自慢と自分の健康自慢の同じ話を繰り返すので、人に嫌がられる。