<四十雀 U>





5月12日

2〜3日前から夫婦で来て、雄が孔を覗いていましたが、2回目の営巣が始まったようです。

四十雀は2回目営巣に際して、夫婦が相手を変えることはないそうです。




雄は雌の巣造りを見ているだけで、何も手伝いません。




もうすでに3分の1は出来ていました。





5月13日

昨日は物凄い雨でしたが、巣は大丈夫だったのだろうか?

今日は朝から”毛”のようなものを運んでいました。




基礎である”スギゴケ”が、ぐっしょり濡れていました・・・。

「”スギゴケ”は、好日性である。素早く水分を放出して、炎天下でも耐える能力が日陰性のコケよりも高い」

ということを雌は知っているのです。




四十雀の雌は巣造りの専門家です、何も心配はいりません。





5月14日

今日も、せっせと運んでいます。




半分は出来あがっているね。




雄は手伝いませんが、いつも夫婦で来ています。





5月15日

綿のようなものも入ったし、もうそろそろ産卵かな?




1回目の営巣に引き続き、もう何百回も出入りしているね。





5月16日

まだだね。





5月17日

最後の「産座作り」かな?と思ったら




産卵と並行して行われていたのだった。4〜5個の卵発見!!



「四十雀の平均初卵日は、餌が一番多いときに雛を育てることができるように変化しているのです。

卵を産み始める頃には、まだ蛾の幼虫は大部分が孵化していないので

四十雀が餌の多さに反応して産卵を始めるのでないことは確かです。

これはおそらく、四十雀の産卵と蛾の幼虫の孵化と成長と

そしてさらに蛾の幼虫の食物である木の葉の開芽とが

それぞれ気温と光という同一の要因に反応する仕組みをもっているために、こうなるのだろうと考えられます。

平均初卵日の場所による違いも、林による違いも

おそらく餌が一番多くなる時期と関係しているのでしょう」





5月18日

フカフカな産座は、まだ完成していないんだね。




ご、ごめん。お産中だった<m(__)m>

怒られてしまった(-_-;)




5個あるね。





5月19日

おっと、髭が生えたかと思ったよ。




いや、6個でした。1個1個の卵が光っているね。





5月20日

いやいや、7個かな?





5月21日

7個だ!!


雌「もうそろそろ抱卵しようかな」

雄「そうだね、産座も出来上がったし、卵も7個産まれたし。明日から俺が餌を運んで来るから、しっかり卵を温めておくれ」

雌「よろしくお願いします。今度は7個全部孵化させなくちゃ」

雄「みんな孵化したら、今度はおまえと二人で雛たちのために餌運びだ」

雌「元気に育てて、立派に巣立ちをさせましょうね」

雄「そうしよう」


巣作り、産卵、抱卵や餌やりのタイミングは、四十雀の遺伝子にしっかりと組み込まれている。





5月22日

雄が餌を運んできた。




今日から本格的に抱卵が始まったようだ。




雌が一息ついて、山に行っている間にパチリ。





5月23日

抱卵に入った雌に餌を運ぶ雄。




「四十雀の雄は決して抱卵しません。抱卵期中は雌が害敵にやられても

雄がそれに代わって抱卵するとこはなく、その巣はそれきり捨てられてしまいます」


これも大自然の摂理だな。




頑張れ、親!!