< 不 清 浄 >




自ら清浄にして


自ら清浄なりと知り


そして


清浄なりと知ることに喜びを感ずる。


かくの如き人は不清浄となり


不清浄なる思いのうちに死ぬるのである。




自ら不清浄にして


自ら不清浄なりと知り


清浄になろうと努力する。


かくの如き人は清浄となり


清浄なる思いのうちに死ぬるのである。








< 清 浄 化 >




清浄とは、「清浄化」の働きをもつから清浄という。








< 畢 竟 清 浄 >




須菩提曰く


「世尊よ、自我清浄なるが故に、色、清浄なり」



世尊曰く


「須菩提よ、そは畢竟清浄の故なり」



須菩提曰く


「自我清浄の故に、世尊よ受想行清浄なり。


自我清浄の故に、識清浄なり。


自我清浄の故に、果清浄なり。


自我清浄の故に、一切智清浄なり。


自我清浄の故に、無得、無所證なり。


自我無辺の故に、色も亦無辺なり。


自我無辺の故に、受想行識も亦無辺なり」



世尊曰く


「須菩提よ、畢竟清浄の故なり」






(仏陀)